良い結果をもたらす嘘は、不幸をもたらす真実よりいい。すっかり暑くなってエアコンが恋しい季節になってきました。この季節になると、毎年話題にあがってくるのが省エネや環境問題、エコといった話。去年はクールビズがずいぶんとはやりました(私はもともとスーツ着る機会が少ないので、伝聞状態でしたが)。今年はどうなんでしょう。
ペルシアの諺
さて、環境問題というと、少し前に「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」という本が話題になっていました。関西のTV番組 たかじんのそこまで言って委員会でとりあげられたのがきっかけで、かなり売れたようです。その内容は、官主導のリサイクル運動が隠してきた非効率性と利益誘導の実態をあばくというもの。例えば、- 地球が温暖化しても、海の水位は上昇しない
- 猛毒に仕立て上げられたダイオキシン
- 回収されたペットボトルはほとんどがリサイクルされていない
・『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソ
常識をくつがえすような内容というのは読んでいて面白いのですが、手放しで信じるのは、結局危険かなと思います。でもまぁ、今の環境政策には何かしら問題はあるのは間違いなさそうですので、いいきっかけにはなったんじゃないかなとは思います。
ちなみに、この本の内容がどうであれ、環境について何も考えなくていいということはありません。日本が欧米に比べてましであっても、環境が確実に壊されているのはまぎれもない事実でしょう。そんな中で、ちょっとした意識をもって行動するだけでも、それが積み重なれば大きな効果になります。リサイクルなんていわなくても、ちょっと水を節約する、エアコンの温度をしぼるなんてことでも十分です。というのは、自分に言っているのですけどね ^^)
さて、前ふりだけで終わりそうですが、もともとはソフトウェア開発と環境問題について書こうと思ってました (^^)。ものづくりで環境というと、例えば、省電力だとか材料の選択だとかハードウェア的な話が中心で、ソフトウェアはあまり関係ないのかなと思われることもあります。しかし、組込み機器等では、ソフトウェアのつくりによって、省エネになったり、材料がへったり、あるいは製品が長持ちしたりということにはつながります。例えば、次のようなもの。
- メモリ効率のよいプログラム設計により搭載メモリが減る
- ハードウェアアクセスを最小限にして、必要最低限の電源供給におさえる
- ソフトの起動速度を向上させて、電源をこまめにきれるようにする
- 開発プロセスを改善して開発効率をあげる。これで作業時間が短くなり、開発にかかるエネルギーを削減する
- あるいは、それを実現するようなソフトや製品をつくって、ユーザの活動エネルギーをおさえる
嫌々仕事にせず、まずはいいものをつくる。これこそ一番のエコ活動なのかもしれませんね。
最後にひとつHPを紹介。去年も紹介したEcotonoha。今年もやっています。素敵です。
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・ペーパーレス - 電子化からもう一歩
【関連書籍】
・省メモリプログラミング―メモリ制限のあるシステムのためのソフトウェアパターン集 James Noble
・組込みソフトウェア開発向けコーディング作法ガイド[C言語版] SEC BOOK
・組込み現場の「C」プログラミング―基礎からわかる徹底入門 SESSAME
・ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問題を解くか Henry S. Warren
・環境問題はなぜウソがまかり通るのか 武田 邦彦
・不都合な真実 アル・ゴア 枝廣淳子
【関連リンク】
・Ecotonoha (エコトノハ)
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