捨てる、売る、電子化

人生は短い。この書物を読めば、あの書物は読めないのである。
ラスキン

長らく放置状態にしていた物置を大掃除。すると出てくる出てくる、引越し以来開けていないダンボールや、二度と着ないであろう服、未だ読んでないものも含めた大量の本、長らく聞いていないCD。。。「いつかまた」と思って残してきたこれらの荷物達ですが、この状態では「いつか」も一生こないのはいい加減明白。思い切って「捨てる」「売る」「電子化」することを決めました。


大切な本は電子書籍化

電子化すべきか、残すべきか

掘り出されたダンボールの中身は、また読むかと思って残している書籍から、買ったものの一度も読んでいないもの、あるいは読み終わって処分していないものまで様々。不要なものは、捨てるか売るかするとして、問題は残しておきたい書籍達。紙の形はかさばるし、持ち歩くのも一苦労なので、ここはやっぱり電子化したい。とはいえ、自分で自炊環境揃えるのも大変ですので、前から気になっていた自炊代行サービスを利用することにしました。装丁が気にいっている本も多かったのですが、今の我が家では立派な本棚に並べてあげることもできませんので、見たい時に読めるPDFに生まれ変わってもらってもらうことにしました。

さて、自炊代行サービスといえば、出版社からスキャン代行業者への質問状以降、各所でいろいろな議論を呼んでいます。自炊代行というサービス、あるいは、それに対する作家・出版社の反応に対しては、それぞれ賛否両論あると思いますが、これらの事をきっかけに、怪しげな代行業者が減ったようなので、その点だけは少なくとも良かったのではないかと思います。

そんな中、業者選びは少々迷いましたが、結局、最大手のbookscanを選びました。

bookscanってどうなの?

bookscan bookscanといえば国内最大手で、サービス面も充実していて評判も非常に良い業者です。但し、人気のある分納期は遅く、一時期は半年待ちという頃もありました。さすがに今は大分緩和してきて、今日時点では2ヶ月半待ち程度。それでも長いです。
そこで、選んだ選択肢は、納期が優遇されるプレミアム会員。これが非常に便利!。以下、簡単ですが、使用後の感想です。

プレミアム会員

bookscanのプレミアム会員は月額9980円。ちょっと高額に思えるかもしれませんが、50冊分のスキャンと、非常に充実したサービスがついてきます。50冊以上本があるなら断然こちらがおすすめです。以下、一部サービス内容を抜粋します(2012/1/2時点)。

  • 毎月50冊分まで無料でスキャン
  • 納期は、書籍到着後、当日~1週間以内にPDF化
  • Amazonや楽天ブックス等のサービスから、直送指定可能
  • OCR、名前変更作業付き

50冊分のスキャン換算であれば1冊200円ですね。通常コースならスキャンだけなら100円でも可能ではあるのですが、ファイル名変更(個別だと50円/1冊)はないとかなり不便だし、あとあとの検索を考えるとOCR処理もしておきたい。となると、結局1冊あたり150~250円はかかる計算になるので、決して割高ではありません。何より、待たずにすぐスキャンしてくれるのはうれしいです。スキャンデータを一括ダウンロードできるアプリも大量のスキャンデータがあるとかなり重宝しますよ。
プレミアム会員は、一時は会員枠の空き待ち状態で、登録したくてもできない状態がでしたが、今はすんなり登録できました。キャパが増えたのかも。

チューニングラボ

そしてbookscanの一番のおすすめはチューニングラボ。空白除去や文字の鮮明化処理、容量圧縮をほどこして電子書籍リーダーやスマホ・タブレットへ最適化してくれます。これが想像以上に便利。実際、単行本なんかをスキャンすると、上下にかなりの空白があるので、スキャンデータそのままでは無駄なエリアが多く、文字もその分小さくなってしまいますが、チューニング後のデータはかなりいい感じに処理されて、無駄な空白がきれいに除去されて非常に読みやすくなります。これだけでもbookscanを選ぶ価値があるといっても過言ではないです。
ちなみに、チューニング後のpdfはOCRデータは削除されていました。

ネットショップからの直送指定

また、これまたすごく便利なのがネットショップからの直送指定。プレミアム会員限定です。今まで本は基本新品で買うことが多く、マーケットプレイス等で中古の本を買う場合も状態のいいものをできるだけ選ぶようにしていました。しかし、電子化するのが前提なら少々日焼けしてようがヨレてようが関係なし。中身さえ読めればOKなので、お手頃なものを選んで、直接bookscanに直送。プレミアム会員なので、購入後一週間以内にはスキャンも完了、いつでもどこでも読めるようになる上、お財布にもやさしいということで、かなり便利です。
私の場合、40冊ちょっとは家の蔵書を送って、残りの数冊はAmazon等で気になる本を直送、という形で運用しています。

著作権

唯一の不満点は著作権関連。これはbookscanだけの問題ではないし、むしろ自炊代行業者の中では努力されている方だとは思うのですが、それでも何がスキャンできて、何がNGなのか判別するのは非常に難しい。建前上は、スキャン依頼する方がそれぞれ確認すべきということなのかもしれないけど、現実に即しているとは思えません。実際、運用されたとしたら、確認する方だけでなく、される方もいい迷惑でしょうし(自炊代行を認めていようといまいと)。この辺なんとかならないかなぁと思います。
ちなみに、最初にbookscan送った書籍の中に、自炊代行を許可しない著者の方の本を含めてしまっていたのですが、それらはスキャンされずに丁寧に送り返されてきました。これから送付しようとされている方はご注意下さい。
どの作家が反対しているかは、以下の記事中で、自炊代行業者への質問状に名を連ねた122人のリストが確認できますので、参考になるかと思います (※ もちろん、これが全てではありません)。

何で読もう?

482228428X 私の場合、PDFリーダー環境としては、iPad, kindle3, スマートフォン、それにMacbook airがありました。それぞれ一長一短ですが、やっぱり一番便利なのはkindle。軽いし、何よりe-inkがとにかく読みやすい!。一年程前に、興味本位で買ったものの、現状、日本語書籍が基本的にないのがやはりネックになって、US storeで雑誌をちょろちょろっと買って読んだくらいでお蔵入りしていたのですが、日本語PDFがまとめて手に入ったことで再登場。一気に、かかせないツールになりました。
日本上陸も近いと言われるkindleさん。kindle fireも魅力的ではありますが、本を読むのはメインならやっぱりe-inkモデルがおすすめです。


残りはリサイクルへ

さて、読みたい本は電子化するとして、残りは、もう読むことはないだろう本とCD達。CDについては、学生時代から書い集めたものがダンボールに二箱分ほど。お気に入りは既にPCの中ですし、CDを引っ張り出してきて聴くことなんてまずありません。多分この先もないでしょう。
これらは思い切ってリサイクルショップへ売却することにしました。私の場合、CDのジャンルとしてハードロック・ヘヴィーメタル系のものが結構あるのですが、こういうのはローカルのお店よりネットショップ向けなんだろうなと思ったので、今回は近所のお店ではなく、ネット系のリサイクルショップで売ることに決めました。

と、その前に、ものは試しということで、20枚程CDと古い本を見繕って近所の中古屋さん(ブックマーケット)に持って行ってみました。結果は、、、、、敢え無く惨敗。一緒にもっていた中古本達もあわせて、一部を覗いて値付け不可との判断。ちょっと悲しい。。処分してもらわずに引き取って来ました。

気をとり直して、今度はネット系ショップで売却手続き。こちらもいろいろありますが、評判を見ると、livedoor recycleが良さげです。品物単位で買取価格を見せてくれるのが好感が持てます。ということで早速申し込み。


申し込み日の2~3日以降くらいの指定した日に、宅配業者の方が引き取りにきてくれます。10点以上なら送料は無料。準備としては、ダンボール詰めと、印刷した申し込み書と身分証目書の同梱。回収した次の日には到着、その次の日には査定完了。結果はWebで簡単に確認できます。近所の中古屋さんでは値付け不可だったものが、以外と高値(といっても100円強)だったりしてちょっとうれしい。トータルでほんとに高価買取になったのか定かではありませんが、一枚一冊ずつ値段がついているのが見えるのは安心ですね。


ということで、電子化とリサイクルで、場所をとっていた本やCDがだいぶへって、非常にすっきりしました。一気に整理するのも気持ちはいいのですが、今後はためずに継続的にしないとダメですね :-)


4478732868 【関連書籍】
はじめてのGTD ストレスフリーの整理術 デビッド・アレン 田口 元
「捨てる!」快適生活―部屋スッキリの法則 飯田 久恵
電子ブック自炊完全マニュアル 戸田 覚
「自炊」のすすめ 電子書籍「自炊」完全マニュアル

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