DVDで保存していた撮影動画をGoogleフォトで管理

忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。
川端康成 「散りぬるを」

前回に続いてmac環境でのGoogleフォトへの動画バックアップのTIPSを自分用メモもかねて紹介したいと思います。前回はAVCHD形式で撮った動画の保存についてでしたが、今回はDVDに保存した動画についてです。

さて、一口に「DVDで保存した動画」といってもいろいろな種類があります。PCにmp4形式のファイルをDVDにファイル保存したものもあれば、DVDやBlu-rayのレコーダでダビングしたものもあります。後者の場合、DVD-VideoやDVD-VR(Video Recording)といった形式で記録されることがほとんどだと思いますが、この場合、個々の動画が個別のファイルにはなっていないのでちょっと工夫が入ります。ここでは、多くのDVD/Blu-rayレコーダで採用されているDVD-VR形式で保存されたものについて説明したいと思います。

流れとしては、だいたい以下の手順になります。
  1. タイトル毎のファイルへの分割
  2. 撮影時刻の設定
  3. 拡張子変更
では順を追って説明します。

タイトル毎のファイルへの分割

Googleフォトはファイル単位で動画を管理するので、まずは撮影動画をファイル化する必要があります。このために以下のページで紹介されているdvd-vrというツールを利用します。 一応ツールのURLも。現時点ではv0.9.7でした。 このツールはコマンドラインベースのツールなのですが、実行バイナリではなくソースコードのみ公開されていますので、まずはビルドして実行ファイルを作成する必要があります。configureも必要ないので、適当なディレクトリで展開してmakeするだけでOKです。
$ tar zxvf dvd-vr-0.9.7.tar.gz 
$ cd dvd-vr-0.9.7
$ make
これで、dvd-vrという実行ファイルが作成されます。パスを通したい場合は、適切なフォルダに移動しましょう。

具体的なツールの使い方は上のURL参照頂ければいいかと思いますので、ここではポイントだけ説明します。基本的には、VR_MANGR.IFOファイルと、VR_MOVIE.VROファイルを指定してファイルを分割するだけです。
例として、タイトル確認 (パスが通っているところにdvd-vrがある前提で、DVD_VIDEO_RECORDERというボリューム名でマウントされているDVD内のタイトルを表示したいとした場合、コマンドとしては以下のようになります。
$ dvd-vr-0.9.7 /Volumes/DVD_VIDEO_RECORDER/DVD_RTAV/VR_MANGR.IFO
これでタイトルが確認できますので、次、ストリームファイルと分割後ファイルのprefixを指定してファイルを分割します。実際には既存ファイルを分割するのではなく、ファイルを区切りながらコピーするという動作になります。なお。分割後のファイルはコマンド実行したディレクトリ以下に作成されますので、あらかじめ分割後ファイルを入れたいフォルダに移動しておきましょう。
$ dvd-vr-0.9.7 /Volumes/DVD_VIDEO_RECORDER/DVD_RTAV/VR_MANGR.IFO /Volumes/DVD_VIDEO_RECORDER/DVD_RTAV/VR_MOVIE.VRO name=DVD
これで、DVD#001.vob, DVD#002.vob・・・というファイルが作成されます。

これで終了!と言いたいところですが、もう少し。
このままだと撮影日が本日になってしまいますので、これらに撮影日時情報を作成日及び変更日として記録します。
$ SetFile -d '09/24/2006 10:00:00' DVD#001.vob 
$ SetFile -m '09/24/2006 10:00:00' DVD#001.vob 
これでここのファイルへの分割というのは一端完了です。

拡張子の変更

上でできたvobファイルですが、残念ながらこのままだとGoogleフォトは****.vobをファイルとして見てくれません。vobの中身は基本的にはMPEGと同じでようなので、まとめてファイルをrenameします。
変更自体は以下のようなワンライナーで十分です。
for i in `ls *.vob`; do mv $i ${i%.vob}.mpg; done
ここで使っている部分一致の書き方は知らない方もいると思うので参考リンクあげておきますね。
これでDVD上の動画が全て.mpgファイルになったので、これらをアップロード対象ディレクトリに移動するなりすれば完了です。

DVDは保存やTVで見るには便利ですが、Googleフォトにいれると昔の動画もスマホで見れて楽しいですよ ^^)

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googleフォトアップロード用に動画ファイルの変更日を作成日にあわせる

紙に書かず、心に書きとどむべし。
アンティステネス 「断片」

最近写真や動画の管理とバックアップはGoogleフォトに頼っているのですが、なかなか面倒なのがムービーで録画したAVCHD形式の動画。
当初、AVCHDをフォルダ毎HDDにコピーした先をGoogleフォトの同期先に指定して、アップロードするようにしていたのですが、MTSのままだとPCだとやっぱり使いづらい。
やっぱりmp4やmovに変換した方がいいのかなと思って、以下記事にあたりました。iMovieでかんたんにmov変換できるのですね。全然知りませんでした。
試しにSDカード上のAVCHDを取り込んでみると、たしかに変換される!名前がClip #1.movとかになるのはイマイチですが問題はないです。変更日は、取り込んだ日になっていますが、作成日もちゃんと引き継がれている。これはいい!

と、いうことで、早速いくつかたまっていたAVCHDをmovに変換しつつ取り込んだ後、Googleフォトのアップロードフォルダにコピー。これで完璧!!
と思ったのですが・・・

「日付が今日になってる。。。」

どうも、Googleフォトは作成日ではなく変更日をベースに日付を決定するようです。。そこは作成日じゃないのか、と言いたいところですが、そうはいってもむなしいだけなので対策を調べます。
結論としては、特に設定等はなさそうなので、Googleフォト上でアップロード後に手で日付修正するか、アップロード前に変更日を修正するしかなさそうです。

さすがに手で一つづつ作成日をコピーするのもバカバカしいので、shell scriptを用意しました。
#!/bin/sh

for i in `seq 1 $#`
do
	CREATED=`GetFileInfo -d "$1"`
	echo $1 ":" $CREATED
	SetFile -m "$CREATED" "$1"
	shift
done
これをchdate.shとかいう名前を実行パスの通ったところにでも保存して、変換後の動画の入ったディレクトリ上で、
$ chdate.sh *.mov
とかすれば完了です。
なお、これはmov変換時に変更日がかわったことによる対策ですが、MTSのままバックアップ取る場合は、mvコマンドやcp -pとかで日付が保存されるような形でバックアップとればもとの日付が保存されます。但し、SD上のデータが既に内部HDDからのコピーだったりすると、既に日付がコピー時のものなので、やっぱり今回のような対策は必要です。
そもそも、作成日を見てくれていれば話は早いのですが、まぁ無料でこれだけのサービスがある事自体がすごいわけで、わがままは言えないですね :-)

【関連書籍】
「シェル芸」に効く!AWK処方箋 斉藤 博文
[改訂第3版]シェルスクリプト基本リファレンス ──#!/bin/shで、ここまでできる (WEB+DB PRESS plus) 山森 丈範

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