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Googleトレンドで見るバスワードの盛衰 - ユビキタスからIoTへ

怪しげな新興宗教の大半は、「目を覚ませ」と怒鳴りながら、
信者たちの目を瞑ったままにさせようとする。
ラッシュライフ』 - 伊坂 幸太郎

ここしばらく、といっても、かれこれ1,2年くらい頻繁に目にするようになったバズワード「IoT」, Internet of things, 日本語でいうところの「モノのインターネット」。今まではネットワークに接続されていなかった「モノ」が、ネットワーク、インターネットにつながり情報をやりとりすることで、新たな価値を生み出そうというもので、その「モノ」だけでなく、それらを利用したサービスやら、それを実現するための要素部品まで、あちこちで見かけます。なかには、もともとネットワークにつながっていたようなデバイスもIoTの仲間に入れられたりして、もうネットワーク機能がついたものなら何でもIoTという感じです。

思えば、一昔前に、クラウドというキーワードがもてはやされた頃、ネットワークを介してつながるサービスはなんでもかんでも「クラウド」とつけられて、「クラウドさえあれば何でもできる」みたいな風潮があったころを思い出します。 もちろん、IoTにせよ、クラウドにせよ、大きなイノベーションだと思いますが、本来の意味以上の拡大解釈とともに乱用されるさまは、まさにバズワードという感じです。

さて、Googleが提供しているサービスにGoogle Trends (グーグルトレンド)というのがあるのをご存知でしょうか。マーケティング等にかかわっている方は、よく使われているかもしれません。ある単語がGoogleでどれだけ検索されているかというトレンドをグラフで見ることができるツールで、話題のキーワードやその推移をみることができます。IoTっていつ頃から使われ始めたんだろう?というのを調べようと使ってみたのですが、いろいろ他のバズワードやキーワードも見てみると。結構面白かったのでいくつか紹介したいと思います。

ユビキタスからクラウド、IoTへ

カタカナ語と英単語がまざっているので、この結果は地域=日本に限定しています。

ubiquitous-web2_0-cloud-sns-iot.png

一昔前に一斉を風靡したバズワードといえば「ユビキタス」。私が社会人になった当時、これからはユビキタス社会だ!と言われていたのを思い出します。最近ではめっきり使われなくなったように思いますが、検索結果にもそれがあらわれていますね。
「IoT」については2014年あたりから伸びてきているのがわかります。「SNS」については、意外と結構前から検索件数としては多いのがわかります。カテゴリ限定していないのでノイズもあるとは思いますが。
なお、少し前から「スマートxxx」という単語もよく使われるようになっていたので、「スマート」もまぜてみようかと思ったのですが、単語が一般的すぎていまいちでした。そのかわりに「Web2.0」というこれまた一斉を風靡したキーワードをまぜてみました。2006-2007年をピークに減ってきて、最近ではめっきり使われなくなりましたね。

モバイルOS

スマートフォン向けOSの検索結果。今回は地域限定なしの結果です。
smarphone-os-share.png

これはあくまでGoogleでの検索数ですので、これがそのままマーケットシェアとイコールではありません。iOSについては、iPhoneやiPadという形で検索されることも多いのでその分少ないところはあるかもしれませんね。なお、マーケットシェアという点では以下の記事にグラフがありましたが、そんなにはずれてない気はします。 一時は企業用スマートフォンといえば、blackberryでしたが、最近ではAndroid, iOSにおされてすっかり低シェアになりました。world wideでみると今や1%以下のシェアのようですが、アフリカやアジアの一部ではまだ高シェアを保っているようです。 ナイジェリアでは40%もあるんですね。強いブランド力によってステータスシンボルであること、Blackberry Messenger(BBM)がキラーとなっていること、端末の更新頻度が低いことが寄与しているらしいです。自分たちの常識と、グローバル市場を十把一絡げの統計だけみていると、見えてこない事実があるという好例ですね。

Webブラウザ

比較といえば、やっぱりこれ。Webブラウザの比較です。
web browser google trends

これまた、検索数なのでシェアではありませんが、概ねシェアと連動してそうですね。実際のシェアはwikipediaにデータがありました。 これを見て驚いたのはアフリカの国々ではOperaがブラウザシェアNo.1だということ。貧弱なネットワークでは、Opera miniの圧縮転送がかなり重宝されているのがその要因だそうです。なるほど!

opera-stats.png

検索結果だけで全てが見えるわけではないですが、Googleトレンドはいろいろ比較するにはいいツールです。あれ?ということろは、違う角度でしらべると新たな発見もありましたし。今までほとんど使ってなかったツールですが、これからちょくちょく使っていきたいと思います。
B00SMGZ1UI
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【関連書籍】
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再開

ここしばらく放置状態にしていたこのblogですが、最近ちょっと時間もできてきたので再開しようかと思います。
しばらく放置していたので、長期間更新なしで出る広告がもりもり出てるし、Google AdSenseも何かの表紙に停止されていました。。しばらくアフィリエイトブログ状態だったからかな。。

すべてがπになる - 円周率の魅力

詩人味を持ち合せていない数学者は完璧な数学者とは言えない。
カール・ワイエルシュトラス

pi_day

3月14日は何の日かご存知でしょうかでしょうか? ホワイトデー? それもそうなんですが、もっとグローバルな記念日があるのです。上の画像は3月14日版のGoogleロゴです。そう、3.14で円周率(π)の日なんですね。Googleのロゴを見て知った人も多いんじゃないでしょうか。ということで、πの話をとりあげてみます。

Pi Day

日本人はゴロで記念日作るのが好きですが、これは日本限定じゃなくて、欧米でも"Pi Day"として結構有名みたいです。オフィシャル(?)サイト(http://www.piday.org/)ではπをあしらったTシャツやらも販売しています。ちょうど、アインシュタインの誕生日が3月14日ということもあって、大学などでイベントをもったりするところもあるようです。ちなみに、7月22日は円周率近似値の日とされているそうです。22/7が円周率の近似値として用いられるからとのこと。無理やり感がありますが、ヨーロッパ等では、日付の順序が、mm/ddではなくdd/mmになるので、案外受け入れられやすいのかもしれません。

円周率の覚え方

円周率(π)は、数ある数学定数の中でも、最も魅力溢れる数の一つですが、3.14159265...と延々と続く無理数である点が一般的には最も有名な特徴ではないでしょうか。私も子どもの時意味もなく100桁くらい覚えた記憶があります。その時は、ゴロとかではなく直接覚えてたような気がしますが、世の中には結構有名な覚え方というのもあるんですね。
産医師異国に向かう 産後厄なく 産婦みやしろに 虫散々闇に鳴く
3.14159265 358979 3238462 643383279 (30桁)
というのが一番有名みたいです。

円周率ついに割り切れる?

上述の通り、πが無理数なのは有名な話ですが、Googleで「円周率」を検索すると4位くらいに、次のnewsが入っています。
ネタ自体も秀逸ですが、Googleもなかなか秀逸です(笑)。

数学定数の顔

円周率(π)は、その名の通り円周と直径の比をあらわす数ではありますが、幾何学以外のあらゆる数学の分野で顔を出します。その最たる例はオイラーの公式でしょう。
eiπ = - 1
それぞれ異なる由来を持つ虚数単位のiと自然対数の底e、そして円周率πの関係性が、ここまでシンプルな数式で表されるというのは誰もが驚きます。リチャード・ファインマンはオイラーの公式について、「我々の至宝」かつ「すべての数学のなかでもっとも素晴らしい,そして驚くべき公式の一つ」だと述べています。個人的には、グレゴリーの公式に初めて出会った時も衝撃的でした。
π
4
1
1
1
3
1
5
1
7
+ ...
実用性云々はさておき、高校でオイラーの公式の証明くらいまでを教えるというのは、数学の魅力を伝えるという意味で非常に意味があるのではないでしょうか。

πが奏でる音楽

πの十進表示は、一見ランダムに見える数字の羅列です。非科学的だと分かっていても、この数列には何らかのメッセージがあるんじゃないか?、なんてこともついつい考えたくなります。YouTubeに円周率を譜面に見立てて演奏している動画ありましたので紹介しておきます。

YouTube - 円周率 pi

多分ランダムな音階でもエコーかけたりするとそれなりに聞こえるということなんでしょうけど、やっぱり譜面がπだと思うと聴く方の気持ちがかわりますね。


様々な顔をもつ円周率π。今後も様々なかたちで人々を魅了し続けるでしょう。


448601863X 【関連記事】
始まりはいつもゼロ? - 0オリジンと1オリジン
博士の愛した数式 - 数学の美しさ
googleを電卓として使う

【関連書籍】
不思議な数πの伝記 A.S.Posamentier, I.Lehmann
オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ 吉田 武
πの歴史 (ちくま学芸文庫) Petr Beckmann
数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜

ディズニーランドに学ぶ

ディズニーランドはいつまでも未完成である。現状維持では、後退するばかりである。
ウォルト・ディズニー
昨日WBSでのサービス業におけるサービスのありかたについての特集がありました。サービスの基本は、お客様の視点に立ち、それを徹底して実践すること。それを実践している代表格がディズニーランドです。
WBSの中でもいくつか紹介されていたのですが、特に感心したのが、ディズニーランドの水飲み場の話。ディズニーランド内の水飲み場は、親用と子供用の二つがセットになっており、子供用のものは踏み台があるんだそうです。なぜ、そういう形をとっているかというと、親子で水を飲んだ後、ふと顔をあげた時に目線があうようにしているため。アイコンタクトを演出することで、水飲み場でさえもふれあいの機会に変えてしまうという発想には感動しました。ディズニーランドが、ユーザー体験をいかに大切に考えているかということを如実に表しています。

さて、その他、ディズニーランドには様々なこだわりが存在します。トリビアっぽい話ですが、少し紹介します。
※ よせあつめなので、もし誤りがふくまれていればご指摘下さい m(_ _)m

4822240967 ■ ミッキーは世界に一人?
やや都市伝説的な風もありますが、ミッキーマウスは同時刻に同じ場所に決して現れないという話が時々聞かれます。いろいろ調べると、実際、以前はそうなるように秒単位のスケジュールを組んでいたようですが、さすがに、全世界でそれを実現するのは難しいのと、ミッキーになかなか会えないという不満もあって、最近はそこまでは徹底されていないようです。特に、最近では、いつでもミッキーに出会えるミッキーの家・ミートミッキーというアトラクションもあるようですし。ちなみに、この件については、ミッキーは魔法使いの弟子なので、瞬間移動や分身の術が使えるからという説明がなされているそうですが ^^;)
ということで、完璧ではないものの、そこまで考えて夢をこわさないでおこうという徹底ぶりはすごいです。

■ 立ったまま掃除
ディズニーランドのカストーディアル(清掃担当のキャスト)は、地面の拭き清掃する際は、地面にふきんを置いて、それを足で踏んでふきます。正直行儀悪く見えますが、これは手で拭くためにしゃがんでしまうと、お客さんの視野から消えてしまい、ぶつかってしまう危険性があるためだそうです。
ディズニーランドではSCSEというキーワードで、SAFETY[安全性]、COURTESY[礼儀正しさ]、SHOW[ショー]、EFFICIENCY[効率]が重視されています。優先度はこの順。よって最も重要なのがSAFETY[安全性]です。足での拭き掃除はこの安全性追及を徹底した結果なのです。

■ いらっしゃいませは使わない
ディズニーランドでのお出迎えのあいさつは「いらっしゃいませ」ではなく「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」。この理由は、コミュニケーションを生み出すため。「いらっしゃいませ」といわれても「いらっしゃいました」とは返答できないからということだそうです。なるほど。
逆に、コンビニ等でよく明らかに形式的な「いらっしゃいませ」を聞くことがありますが、個人的にあれは非常に苦手です。形式的なものならないほうがいいです。あいさつはコミュニケーションの第一歩ですからね。

■ 日常的なものみせない
鏡や時計は現実を思い出させるのでなるべく目立たないように。スタッフの移動やバックヤードはゲストの目に付かないようにできるだけ隠す。ホテルの高さも視界を遮らないように高さ制限がある。迷子アナウンスも基本的になし (これはちょっと心配になる人もいるようですが、キャスト(従業員)が多いので、基本キャストに聞けば迷子センターにつれていってくれるので大丈夫なんだとか)。日常的に非日常を作り出す努力を惜しまないということが徹底されています。

■ 清潔へのこだわり
ディズニーランドの清掃へのこだわりはすごい。常時300人ものカストーディアルが働き、ゴミ箱も10m置きに設置。そのゴミ箱はポスト風でとてもきれい。人間、きれいなものを汚すにはやはり抵抗がありますから、きれいにすればするほど、自然とゲスト側も清潔さを保つよう気をつけるようになるんですね。

私の場合、組込みエンジニアという職業柄、直接お客様と出会う機会はあまり多くありません。しかし、ものづくりも「もの」を媒体としているだけで、一種のサービス業です。直接的ではなくとも、いろいろ考えさせられます。何より、その徹底ぶりに感嘆します。

いいわけなしは気持ちがいいですね。

【関連記事】
先味・中味・後味

【関連書籍】
ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念 Tom Connellan 仁平 和夫
東京ディズニーランド「継続」成長の秘密―“ディズニー的”教育訓練の底力 小松田 勝
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間 高野 登
商売心得帖 (PHP文庫) 松下 幸之助

射撃しつつ前進

仕事を追え。仕事に追われるな。
ベンジャミン・フランクリン
年々仕事量が増えてきて、どんどん忙しさは増してくる。原因は、次々とふってくる仕事。こなしてもこなしても、空いたスペースに仕事が入ってくる。。。

4822281868 私自身そうですが、業界問わずよくある話だと思います。仕事がもらえるのはありがたいとは言えるのですが、こんな時は、ついつい「やらされている」という意識をもってしまいがちです。既に十分すぎるほど忙しくて余裕がない時に、新たにたのまれた仕事などは特にそうでしょう。しかし、仕事に対する意識が「受身」になると、モチベーションもさがってしまいまい、効率も非常に落ちてしまいます。

「やらされている」という意識の裏には「こんな仕事やりたくないのに」という思いがあります。やりたくないのだからモチベーションなんてあがるはずもありません。しかし、同じ仕事でも、その時自分に余裕があれば、積極的にヘルプにまわることだってあるのではないでしょうか。例えば、人のデバッグ手伝うとか、危機に陥ったプロジェクト立て直すとか。こんば時は、「やりたくない」というより、むしろ「やってやる」「面白い」という思いになります。

そう考えると、結局のところ、仕事のモチベーションを決定付けるのは、「仕事の内容」ではなく「気持ちの持ちよう」です。課題が「与えられた課題」「受動的な課題」であればしんどいが、「自発的な課題」「能動的な課題」であれば楽しい。なので、「受動的な課題」を「能動的な課題」として再定義できれば、モチベーションもあがります。「これこれをしないといけない」ではなく「これをやってやろう」。そうすると、そこに工夫もうまれ、面白みもでます。守りから攻めに。攻撃は最大の防御です。射撃しつつ前進あるのみ。

第一流されててはつまらない。自分発でないと面白くないですからね。

[後記] エントリ名長ったらしかったので変更 ^^;

【関連書籍】
ピープルウエア 第2版 - ヤル気こそプロジェクト成功の鍵 トム・デマルコ ティモシー・リスター
プロ論。 B-ing編集部
プロジェクトX リーダーたちの言葉 今井 彰

【関連リンク】
ルールを破る時のルール
射撃しつつ前進 - Joel on software

先味・中味・後味

紳士淑女をおもてなしする私たちも紳士淑女である。
リッツカールトンのモットーより
外食産業では、「先味」「中味」「後味」という3種類の味わいがあると言うそうです。
先味とは、食事の前に感じるお店の雰囲気だとか接客だとか。中味は食事の内容そのものと食事中の雰囲気。後味は食後の対応や記憶に残るもの。この中で何が一番大事かと言えば、「後味」がやはり一番大事だということ。最初は最も見えにくいものですが、最後には最も印象に残る部分ですもんね。

商品開発にあてはめれば、「先味」がプレゼンテーションやマーケティングによる「ほしい」「使いたい」「楽しそう」と思わせるアピール、「中味」は買ったとき、使っているときの楽しさ、「後味」は保守サービスやサポートにあてはまるでしょうか。
Appleなんかはこの中の「先味」がとっても上手。「中味」がいくら素晴らしくてもまずは手にとってもらわないとわからないですもんね。ちょっと毛色は違いますが、通販のジャパネットタカタも「商品によって生活がどうかわるか」を前面に押し出したセールストークになっていてなるほどと思わせるのが上手です。これに対して後味は商品購入前にはなかなか見えてこないものですが、実際のユーザー満足を決定付ける重要な要素です。

ソフトウェア開発に関してもそれは同じ。本当の品質は保守段階になってはじめて見えてくるものが多いもの。作り手としての責任でもありますしね。

【関連書籍】
リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間 高野 登
なぜみんなスターバックスに行きたがるのか?
Scott Bedbury 土屋 京子

【関連リンク】
ほぼ日刊イトイ新聞 - おいしい店とのつきあい方。

イノベーションのジレンマについて考えてみる

偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する
クレイトン・クリステンセン - 『イノベーションのジレンマ
任天堂社長「ゲームの敵だったお母さんが買ってくれれば」
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200801030061.html

少し前の記事ですが、任天堂岩田社長がWiiやDSのヒットについて語ったインタビュー記事です。『誰からも嫌われない存在』をねらったDS、そして、『みんなで囲む』というスタイルを提案するWii。なるほど。。高い演算能力やグラフィック性能を進化させたPS3とは、本当に対照的です。
この対比を見るとやはりクリステンセン氏の「イノベーションのジレンマ」の話が頭をよぎります。「イノベーションのジレンマ」とは「顧客の意見に熱心に耳を傾け、新技術への投資を積極的に行い、常に高品質の製品やサービスを提供している業界トップの優良企業が、その優れた経営のために失敗を招き、トップの地位を失ってしまう。」そんな逆説的なコンセプトを論理的に解き明かしたベストセラーです。ブログをはじめ各所で絶賛されたり、引用されたりしていますので、ご存知の方も多いでしょう。詳しくはWebを調べるといろいろと情報が出てきます (例えばこちら)。私も始めて読んだ時は衝撃を覚えました。

さて、今更ですがWiiとPS3の関係をこの「イノベーションのジレンマ」に当てはめて考えて見ます(新しくもないですが)。この場合、いわゆる業界の先端を行っていた優良企業はSONYであり、商品はPlayStationになるでしょう。初代PSからPS2,PS3への高性能化はコアなユーザーニーズの声を真摯に受け止めて、それを実現してきた結果です。そして、それは成功してきました。それに対して、任天堂のDSやWiiは、演算能力で言えば、SONYのPSPやPS3からすると、一世代前になります。技術的にみれば時代遅れの代物です。しかし、DSやWiiには従来とは違う「ユーザーインターフェース」がありました。これも技術的には決して新しいものではありませんが、これをゲーム機としてパッケージングして、それに見合ったソフトとともに世に出してきました。そして、これが今までのゲームユーザーとは違った層に爆発的ヒットにつながりました。まだ、PS3を食い尽くすほどではありませんが、確実に従来のPSユーザーも大勢さらったでしょう。この場合「ユーザーインターフェース」というのが「破壊的イノベーション」の核になっています。

このような状況をして、よく「ゲームの概念を変えた」「ゲームの枠を広げた」という評価のされ方もありますが、個人的には、従来あったものを変えたというよりは、別のものを新たに作り出したという方が正しいと思っています。実際、このまま任天堂商品がPS3の牙城をも飲み込むことはないでしょう。土俵が違います。PS3のような高性能化路線を望むコアなユーザーは大勢いますし、それらのユーザーからみればWiiはおもちゃに見えるでしょう。少なくとも今は。しかし、その性能差が見えない大半の一般ユーザーにとっては、PS2->PS3の連続的変化よりは、PS2->Wiiの不連続な変化の方が刺激的で魅力的なものに見えるでしょう。

4798100234私もゲーム業界ではないですが、大勢の方に使われるような民生機の開発に携わっています。製品を使うお客さんは最新技術に精通した人からお年寄りまで様々です。そんな中、DSやWiiの成功の過程からは学ぶべきことは大変多く、自分達の置かれた状況を考えるに危機感を覚えます。しかしながら、PS3に見るような実直な進化もまた必要な要素ではあります。マスは少なくとも、コアなユーザーの声もやはり重要ですし、とがりをさらにとがらせるということは競争の激しい業界を勝ち抜くためには必要です。問題は、それがお客さんのニーズから薄利して技術競争・開発側の独りよがりにならないことでしょう。

多角的視野と深堀りのバランス、そして既成概念にしばられすぎないこと。改めて自戒をこめて。
イノベーションのジレンマの続編(『イノベーションへの解』、『明日は誰のものか イノベーションの最終解』)も出ているので読んで見ようかな。

【関連書籍】
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき クレイトン・クリステンセン
イノベーションへの解 収益ある成長に向けて クレイトン・クリステンセン マイケル・レイナー
明日は誰のものか イノベーションの最終解 クレイトン・M・クリステンセン スコット・D・アンソニー
あの商品は、なぜ売れたのか 杉村 貴代
プレステ3はなぜ失敗したのか? (晋遊舎ブラック新書 002) 多根 清史
ニンテンドーDSが売れる理由―ゲームニクスでインターフェースが変わる サイトウ アキヒロ 小野 憲史

【関連記事】
できることが増えると、できないことが増える

【関連リンク】
図解、イノベーションのジレンマ - Life is beutiful

できることが増えると、できないことが増える

科学はやはり不思議を殺すものではなく、不思議を生み出すものである。
寺田寅彦

技術の進歩は、人々の生活を便利にしますが、必ずしも豊かにするとは限りません。言い尽くされたことですが、「便利」=「満足」とはいかないためですが、今回は、はこのあたりについてちょっと考えて見ます。

きっかけは、「便利になるとストレスが上昇する」という不思議なジレンマ (Life is beautiful)という記事です。携帯電話などの普及で、いつでもどこでも連絡がとれる環境が整ってきたものの、かえって連絡がとれないという不満を感じる機会が増えているという話です。電車や、パソコンの起動時間などの対する待ち時間に対する感覚も同じような話で、以前よりはよくなっているはずが、使う人の感覚のほうがより「せっかち」になり、かえってストレスが増大しているというデータがあるようです。おそらく大半の人が思い当たるふしがあるのではないでしょうか。私の場合、実家の田舎に住んでいたころは、バスが2時間毎とかなので、30分待ちなんて「おぅ、ぴったり」くらいにしか思っていませんでしたが、それが今や10分待ちでも、「ちぇっ」と思うようになっています。(^^;)

さて、ストレスというのは、「何ができるか」とはあまり関係なく、「何ができないか」によって感じるものだと思います。ですので、この問題は、表現を変えると次のように言えると思います。
  • できることが増えると、できないことが増える
  • できないことが増えると、ストレスが増える
前半部分は、矛盾しているような言い方ですが、もう少し分解すると、以下のようになります。
  • 「できること」が増えると、「できそうなこと」が増える
  • 「できそうなこと」 - 「できること」が、新たな「できないこと」として増える。
  • 「できそうなこと」はどんどん増える。
  • 「できることは」その内当たり前になって、「当たり前のこと」になる。
  • その結果、以前より「できないこと」が増える
ちょっと、極論も入っていますが、こういったケースは多いでしょう。人が持っている要望というのは際限がありませんので、要望に答えることが、新たな枝葉の要望を生んでいくのです。

では、このような状況にならないように、もっていくことはできないものでしょうか。サービスや製品を設計する上で、考えておいた方がいいことはないのでしょうか。少し考えて見ます。

4798100234ひとつには、実際「できないこと」が「できそうなこと」に含まれていることです。メールの例で言えば、「いつでもメール送受信できるんだから、すぐに返信がくるはず」といった期待が「できそうなこと」ですが、実際そんなことはありません。つまり、できるはずのないものが「できそうなこと」として認識されてしまっています。では、どうすれば良いのでしょうか?例えばですが、メールを読んだかどうか確認できるもっとスマートな方法があれば、まだ相手が読んでいないのかどうか確認できるので、少しは不満もやわらぐのかもしれません (あくまで例です。そんな簡単な話でないのは分かっていますが・・)。ということで、まずは、必要以上の期待を抱かせないというのがまずひとつのポイントでしょう。

もうひとつは、「できそうなこと」が「できるはず」になっているということ。そのため、「できそうなこと」-「できること」が「できないこと」になってるんじゃないかと思います。ですので、「できそうなこと」を「できたらいいな」というかたちに置き換えられれば、「やりたいことができない使えないもの」ではなく「夢を与えてくれるもの」という位置付けになるんじゃないかと。。うまく表現できませんが、妙な期待を抱かせてはいけないとはいえ、将来の可能性は感じさせたいという感じです。(うーーん、表現がおかしい。。。)

無理やりまとめると、
  • 実際にできるというような間違った期待を抱かせない
  • ・それでいて、将来に対する夢はあたえてくれる
というかたちにもっていければいいなと。理想論かもしれませんが、意識としてもっておきたいと思います。とりあえず、デザインレビュー時のチェックリストに入れておこうかな。

【関連書籍】
イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき クレイトン・クリステンセン
ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる 梅田 望夫
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書) ドナルド・A. ノーマン
アフォーダンス-新しい認知の理論 佐々木正人

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できそうでできない - 後だしジャンケンの心理学
選択できない選択肢
プログラム+インターフェース=モジュール

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【溶けゆく日本人】快適の代償(1) 待てない人々 数分間でイライラ

コマンド名再考 - 意外と知らない語源集

僕が生まれたこの島の唄を 僕はどれくらい知ってるんだろう
トゥバラーマもデンサー節も 言葉の意味さえわからない
でも誰より 誰よりも知っている 祝いの夜も 祭りの朝も
何処からか聞えてくるこの唄を
BEGIN - 『島人ぬ宝

cd, pwd, ls, rm, mv, ln, du, df, man, grep, cat, ps, dd, sed, ....

UNIX系の代表的なコマンド(プログラム)達ですが、UNIX/LINUX系を使うプログラマやサーバ管理者以外の人から見ると、意味不明のアルファベット列ですよね。
さて、私も普段からお世話になっているこれらのコマンドですが、それぞれの名前の由来はと聞かれると、以外と知らないものです。または、知っていると思っていても、意外に間違っていたり、いろんな説があったり。。
例えば、スーパーユーザーになる時のコマンドsu。これも何の略かとか改めて考えたことはなかったのですが、以前にせつないぶろぐさんの記事でsubstitute userの略だと初めて知りました。多分、この記事読む前に人に聞かれたら、私もsuper userって答えていた口でしょう(^^;)。これって有名なのかな。(もう少し調べると、昔は確かにsuper userだったのが、途中で変わったらしいです(参考:what do you know 'su' means?))。

ということで、いくつかコマンド名の由来を挙げてみました(コマンド名じゃないのもありますが)。まぁ、名前の由来なぞ知らなくても何も困りませんが、知っておくと案外役にに立つこともあるかもしれませんよ :-P。

ls wikipediaを見ると、list segmentの略となっていますが、多分単にlistの略がもとでしょうね。手持ちぶたさになると意味もなく打ってしまいます。。DOS窓でも打っちゃいますね (^^;)。
そういえば、lsのjokeコマンドでslというのがありますが、昔会社のサーバに入れて怒られていた人がいました ^^;
su 本文中でも紹介した通り、substitute userの略。私自身もsuper userと思い込んでました。調べると、昔はsuper userだったのが、途中で任意のユーザへの切り替えをサポートした時点で、語源までさしかわってしまったようです。(参考:what do you know 'su' means?)
語源が後付けされるというのは他でもよく見かけますね。
cat concatinateの略。ファイル結合に使うより、小さいファイルの内容をダンプしたり、パイプ処理の途中でよく使われますので、元々の語源は知らない人もいるんじゃないでしょうか(私自身、最初はダンプコマンドだと思ってました・・)。
dd 「Convert and Copy」としたかったが、既にccはC-compilerにとられていたので、仕方なくddにしたという説が有力らしいです。回避方法がハッシュ値の衝突みたい。
grep 行指向のテキストエディタedのコマンド"g/RE/p"(Global Regular Expression Print)が由来。今や完全に一般名詞化してます。
less moreの逆でless。こういうネーミング遊び心があって好きです。
ping 潜水艦のソナー音から来ているという説が有力なもよう。となると読み方は「ぴん」の方が正しいのかな。個人的には「ぴんぐ」ですが。
C言語 B言語の次だからC。この辺は有名ですかね。そういえば、D言語結局はやらなかったな。。
C++ Cの拡張ということで、Cにインクリメント演算子をつけてC++。ネーミングセンスは好きですが、何分読みにくい。普段は「しーぷらぷら」もしくは単に「ぷらぷら」と読んでますが、、、なんだかちょっとかっこわるい。とはいえ、C++大好きです。
X MITで開発されていた「W」というWindow Systemの次ということで「X」。C言語と同じ発想。
awk 作者の、Aho, Weinberger, Kernighan の3人の頭文字をとったもの。このネーミングに開発者の頭文字をつなげるという方法はよく使われます。RSA暗号なんかもそうですし。
なお、発音しにくいですが「おーく」と読みます。awkは未だに時々使います。特にawkに詳しいわけでもないし、awkでないといかんというわけではないんですが何となく。
perl The Practical Extraction Report Languageの略。その他、Perlの作者であるラリー・ウォール氏によれば、Pathologically Exlectic Rebbish Lister(異常に折衷主義的ながらくた生成プログラム)ということらしいです。どちらにせよ、pearl(真珠)とは関係ないようです。
ruby perl(pearl:6月の誕生石)の次でruby(7月の誕生石) ということのようです。これもC言語やX Windowと同じ系統ですね。
/usr 誰しもまずは"USeR"の略と思うところですが、ところがどっこい、米国のユーザグループ UniForum が発行している機関誌 CommUNIXations(May/ June 1989) からの転載ということで、 JUS の /etc/wall No.8/1990/May に載っていた「UNIX Trivia -- UNIX に関するクイズ100問」によると、 "User Services and Routines" の略だそうです。これは意外!!
emacs 私も愛用のエディタ、というかIDEですね。語源はEdit MACroSというのが有力。その他諸説ありますが、詳細は$EMACS/etc/emacs.namesを参照。


4274064069もっといろいろ知りたい方には、新版 UNIX 由来/読み方辞書)等が詳しいのでそちらを参照下さい(本記事の中の多くはこちらを参考にしています)。また、UNIX系以外の一般的な語源については語源由来辞典のようなものもあるようです。
語源といっても今となっては、真相がはっきりしないものもありますので、中には都市伝説的なものもあるのかもしれません。まぁ、その辺はあまり気にせず、あくまでトリビアということで :-P。

■関連書籍
Linux コマンド ポケットリファレンス 沓名亮典 平山智恵
語源を楽しむ―知って驚く日常日本語のルーツ 増井金典
英語の語源の話 - 楽しみながらボキャブラリーが増える 佐久間治
トリビアの泉〈第1巻〉―へぇの本 フジテレビトリビア普及委員会
プログラミングテクニック―UNIXコマンドのソースコードにみる実践プログラミング手法) 多治見寿和

■関連記事
商標の話
間違えやすい日本語

■関連リンク
新版 UNIX 由来/読み方辞書
カーソルの語源は? 意外と知らないパソコン用語 (ZDNet)
Linux はリナックス、それともリーナックス? (japan.internet.com)
語源由来辞典

つかむ技術・目立つ技術

噂されることよりももっと悪いことがある。それは噂にもされないことだ。
オスカー・ワイルド
去年のベストセラーになった「さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学」。今さらながらですが、借りて読んでみました。字も大きめで、ページ数もそんなにないので、一回の行き帰りの電車で読み終わりました。良くも悪くも「分かりやすい」本です (^^)。

それにしてもこの題名。うまいですね。「なぜ○○は、××なのか」といったタイトルの本は多い(特に新書。例えば、「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」とか「暗証番号はなぜ4桁なのか?」とか)ですが、この本は「多くの人が一度は疑問に思ったことがあり、改めて知りたいと思わせる」絶妙な疑問をもってきたところがよかったのでしょう。こういうと著者に失礼かもしれませんが、これが「やさしい会計学入門」なら、売り上げは10分の1もなかったでしょう。もちろん、これだけ売れているのですから中身を否定しているわけではありません。中身がどんなにいい本であっても、まずはその一端を知ってもらわなければ始まりません。知名度のない段階で、中身を見てもらえる可能性を高めるには、本のタイトルやデザインで「目立つ」「気をひく」ことが何より重要でしょう。

そんなことを考えていて、ふと思い出したことがあります。それは、大学の就職活動の時期に送られてきた会社案内資料のひとつ。通常封筒といえば長方形ですが、某企業の封筒だけはなんと三角形だったのです。三角形だから、資料を山積みにしたりしても、どうしても角が飛び出します。この形によって、意表をついた形という「つかみ」、他と混ざった後も「目立つ」という効果が得られているのです。正直迷惑だなぁと思いつつも、この「目立ち方」には感心しました。

アフィリエイトブームもあって、SEO(検索エンジン最適化)についての解説本や解説サイトは数多く出てきました。その弊害か、あきらかに内容がなさそうなサイトが上位表示されることがあります。このような検索結果の数が膨大な状況に出くわすと、サイトのタイトルである程度ふるいわけを行ってしまいます。こういう状況を考えると、Webサイトにおいても目をひくタイトルをつけるということの重要だなと強く感じます。

本ページのタイトル「職業としてのプログラミング」はドイツの経済学者・社会学者であるマックス・ウェーバーの「職業としての学問」をもじってみたもの。何だか名前負けしてそうなので、何度か変えようかと思っていたのですが、結局そのままになっています。「目立つ」という点では、よかったのか悪かったのか・・(^^;)

【関連書籍】
街で目立つ小型パンフレット
ネーミング発想法 横井 惠子
ヒット商品をつくるネーミング辞典 学研辞典編集部
すべてはネーミング 岩永 嘉弘
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 山田 真哉
怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか 黒川 伊保子
暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する 岡嶋 裕史

※SEOに触れてみたこともあって、ひさびさにアクセス解析を見ました。すると、数日前を境に、急にgoogleからのアクセスが1/10以下になっていました!。更新頻度が下がったせい?

価値の定量化

どんなつまらないものでも、時期や状況によっては素晴らしく価値のあるものになります。そのときを見極めて活かしましょう。
ゲーテ
ものの価値というものは、それを必要とする人やその状況によって変わってくるものです。特に「情報」や「サービス」といった形のない物はそれが顕著です。Webコンテンツも、このような無形物から構成されるものなので、人によってその価値は変わってきますが、一般的な尺度で見た「価値」というものも存在します。今回はブログの価値について書きたいと思います。


My blog is worth $7,903.56.
How much is your blog worth?

1ヶ月程前に多くのブログで取り上げられていたブログの価値を計算してくれるサイト「Business Opportunities Weblog | How Much Is My Blog Worth」。当サイトも試しにやってみました。結果は右のBOX中の通り。日々変動していますが本記事執筆時点で、$7,903.56 (日本円で100万円間近!!)。まぁ、実際はそんなはずはないですが(^^;)

さて、このサービスでは、テクノラティAPIを利用して、各ブログの非リンク数を基に計算しているそうです。(詳細は絵文禄ことのはさんの記事が詳しいです。ちなみに絵文禄ことのはさんの結果は1億円over!)。Googleのpage rankと似たような考え方ですね。Google Page Rankの方は単なる数だけでなく、各リンク元のポイント値を重み付けしたものがベースになっているそうですが。

Webコンテンツの価値・重要度といったものを計るもとしては、被リンク数は確かに一つの尺度ですが、その他にもページのアクセス数や集計サイトへの逆リンクアクセス数が用いられることもあります。
アクセス数をもとにしたものとしては、Blog ranking.netのようなランキングサイト。これらはinframeタグ等を張ることでアクセス数を収集しています。
逆リンクアクセス数を利用したものとしては、本サイトも参加している人気ブログランキングあたりが有名どころでしょうか。逆リンクアクセス型は、必然的にランキングサイトに誘導されるのでランキングサイトの運営側にとっては最も都合が良さそうですが、ランキングに参加する側としては、これらはクリックしてもらう必要があるので、それなりに見える位置にリンクを配置する必要があります。丁度クリック広告のように本来のページの体裁を崩してまで、目立つ箇所にバナーを貼っているのを見かけると、ちょっと残念な気持ちになります。
ブログならではのものだと、トラックバックやコメントの数からランク付けを行っているサービスもあったりしますね。

最近では、検索エンジンで調べ物をするとブログの記事が数多く上位に入ります。勿論ブログにも有用な記事はたくさんあるのですが、単なる引用に終わっている記事や一行コメントの記事ばかりが上位に来ていることも多く、有用な情報の取捨選択が非常に難しくなってきています。信頼性の高い情報源としての書籍検索等(参考:ITmedia: 日本人のアタマを救え――書籍検索でネットに“知の信頼性”を)も出てきていますが、ネットにはネットの良さがあります。

情報の価値をどう判断するか。難しい問題ですが、これらからもますます重要になる問題です。いい案ないかなと考える今日この頃です。

【関連リンク】
Technorati JAPAN
絵文禄ことのは - このブログの価値は1億円?
Google の秘密 - PageRank 徹底解説
人気ブログランキング - プログラミング
blog ranking.net

【関連書籍】
踊るコンテンツ・ビジネスの未来
最新WebサービスAPIエクスプロ-ラ ~Amazon、はてな、Google、Yahoo! 4大Webサービス完全攻略
できる 100ワザ ブログ アフィリエイトも楽しめるアクセスアップの実践テクニック
アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから

背伸びしないで聞く英語

外国語を知らないものは、自分の国語についても何も知らない。
ゲーテ 『格言と反省
エンジニアにとって英語能力はやっぱり必須です。たとえ、お客さんや仕事上のパートナーが全員日本人であっても、開発対象が日本語IME(^^;)であってもです。

その理由は単純です。世の中の情報の大半は英語だからです。例えば、Googleで「Java」を検索してみると、日本語サイト指定だと約500万件。言語指定無しならなんと3億4000万件で、100倍近いオーダーです。英語ができるできないで、これだけの情報量の差があるのです。

と書いては見たものの、私も決して得意な方ではありません(^^;)。特に「聞く」のと「話す」のが苦手です。「読む」ほうは、必要に迫られて技術系の文章やHPを読むのである程度は慣れてくるのですが、聞く方はあいかわらずです。多分、頭の中で「一旦日本語に訳して」から理解しており、英語のまま理解できていないので、リアルタイム性が要求される「話す」「聞く」は苦手がままなのかな、と思っています。

思うに、私と同じような方は多いでしょう。そしておそらく、とりあえず映画のDVDやCNN、BBCといったnewsにチャレンジしてみるが、やっぱり全然分からないので意気消沈といった経験もされているでしょう。何といってもまず慣れるのが重要だとはいえ、いきなり無理をして自信をなくしたのでは逆効果です。

そんな方におすすめなのが、VOA newsのSpecial Englishです。

VOA news - special English -

使用単語を基本1,500語に制限し、短く簡単な構文で、話すスピードを通常の約2/3に抑えた ユニークな英語放送プログラムです。文章も同時に提供されているので、聞いた内容を確認することもできます。 内容は時事的ものが中心で、情報元として十分通用します。そのため、がちがちの「英語の勉強」というよりはニュースを読む(聞く)感覚で英語に触れることができます。
mp3としてダウンロードもできるので、通勤時にポータブルプレイヤーでニュース代わりに聞くなんていうのもいいでしょう。

私も社会人になりたての頃は、英語の意欲も高く、時々利用していました。最近すっかり怠けていたので、ひさびさに利用してみようかなと思います。

【関連リンク】
VOA news - special English -
VOA Special Englishで英語を学ぼう
ヒアリングマラソン(アルク)

【関連書籍】
VOAニュースフラッシュ 2005年度版 (2005)
はじめて聞くニュース英語 入門編
ニューグリムストンへようこそ―ドラマで覚える英会話
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