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コマンド名再考 - 意外と知らない語源集

僕が生まれたこの島の唄を 僕はどれくらい知ってるんだろう
トゥバラーマもデンサー節も 言葉の意味さえわからない
でも誰より 誰よりも知っている 祝いの夜も 祭りの朝も
何処からか聞えてくるこの唄を
BEGIN - 『島人ぬ宝

cd, pwd, ls, rm, mv, ln, du, df, man, grep, cat, ps, dd, sed, ....

UNIX系の代表的なコマンド(プログラム)達ですが、UNIX/LINUX系を使うプログラマやサーバ管理者以外の人から見ると、意味不明のアルファベット列ですよね。
さて、私も普段からお世話になっているこれらのコマンドですが、それぞれの名前の由来はと聞かれると、以外と知らないものです。または、知っていると思っていても、意外に間違っていたり、いろんな説があったり。。
例えば、スーパーユーザーになる時のコマンドsu。これも何の略かとか改めて考えたことはなかったのですが、以前にせつないぶろぐさんの記事でsubstitute userの略だと初めて知りました。多分、この記事読む前に人に聞かれたら、私もsuper userって答えていた口でしょう(^^;)。これって有名なのかな。(もう少し調べると、昔は確かにsuper userだったのが、途中で変わったらしいです(参考:what do you know 'su' means?))。

ということで、いくつかコマンド名の由来を挙げてみました(コマンド名じゃないのもありますが)。まぁ、名前の由来なぞ知らなくても何も困りませんが、知っておくと案外役にに立つこともあるかもしれませんよ :-P。

ls wikipediaを見ると、list segmentの略となっていますが、多分単にlistの略がもとでしょうね。手持ちぶたさになると意味もなく打ってしまいます。。DOS窓でも打っちゃいますね (^^;)。
そういえば、lsのjokeコマンドでslというのもありましたね ^^;
su 本文中でも紹介した通り、substitute userの略。私自身もsuper userと思い込んでました。調べると、昔はsuper userだったのが、途中で任意のユーザへの切り替えをサポートした時点で、語源までさしかわってしまったようです。(参考:what do you know 'su' means?)
語源が後付けされるというのは他でもよく見かけますね。
cat concatinateの略。ファイル結合に使うより、小さいファイルの内容をダンプしたり、パイプ処理の途中でよく使われますので、元々の語源は知らない人もいるんじゃないでしょうか(私自身、最初はダンプコマンドだと思ってました・・)。
dd 「Convert and Copy」としたかったが、既にccはC-compilerにとられていたので、仕方なくddにしたという説が有力らしいです。回避方法がハッシュ値の衝突みたい。
grep 行指向のテキストエディタedのコマンド"g/RE/p"(Global Regular Expression Print)が由来。今や完全に一般名詞化してます。
less moreの逆でless。こういうネーミング遊び心があって好きです。
ping 潜水艦のソナー音から来ているという説が有力なもよう。となると読み方は「ぴん」の方が正しいのかな。個人的には「ぴんぐ」ですが。
C言語 B言語の次だからC。この辺は有名ですかね。そういえば、D言語結局はやらなかったな。。
C++ Cの拡張ということで、Cにインクリメント演算子をつけてC++。ネーミングセンスは好きですが、何分読みにくい。普段は「しーぷらぷら」もしくは単に「ぷらぷら」と読んでますが、、、なんだかちょっとかっこわるい。とはいえ、C++大好きです。
X MITで開発されていた「W」というWindow Systemの次ということで「X」。C言語と同じ発想。
awk 作者の、Aho, Weinberger, Kernighan の3人の頭文字をとったもの。このネーミングに開発者の頭文字をつなげるという方法はよく使われます。RSA暗号なんかもそうですし。
なお、発音しにくいですが「おーく」と読みます。awkは未だに時々使います。特にawkに詳しいわけでもないし、awkでないといかんというわけではないんですが何となく。
perl The Practical Extraction Report Languageの略。その他、Perlの作者であるラリー・ウォール氏によれば、Pathologically Exlectic Rebbish Lister(異常に折衷主義的ながらくた生成プログラム)ということらしいです。どちらにせよ、pearl(真珠)とは関係ないようです。
ruby perl(pearl:6月の誕生石)の次でruby(7月の誕生石) ということのようです。これもC言語やX Windowと同じ系統ですね。
/usr 誰しもまずは"USeR"の略と思うところですが、ところがどっこい、米国のユーザグループ UniForum が発行している機関誌 CommUNIXations(May/ June 1989) からの転載ということで、 JUS の /etc/wall No.8/1990/May に載っていた「UNIX Trivia -- UNIX に関するクイズ100問」によると、 "User Services and Routines" の略だそうです。これは意外!!
emacs 私も愛用のエディタ、というかIDEですね。語源はEdit MACroSというのが有力。その他諸説ありますが、詳細は$EMACS/etc/emacs.namesを参照。


4274064069もっといろいろ知りたい方には、新版 UNIX 由来/読み方辞書)等が詳しいのでそちらを参照下さい(本記事の中の多くはこちらを参考にしています)。また、UNIX系以外の一般的な語源については語源由来辞典のようなものもあるようです。
語源といっても今となっては、真相がはっきりしないものもありますので、中には都市伝説的なものもあるのかもしれません。まぁ、その辺はあまり気にせず、あくまでトリビアということで :-P。

■関連書籍
Linux コマンド ポケットリファレンス 沓名亮典 平山智恵
語源を楽しむ―知って驚く日常日本語のルーツ 増井金典
英語の語源の話 - 楽しみながらボキャブラリーが増える 佐久間治
トリビアの泉〈第1巻〉―へぇの本 フジテレビトリビア普及委員会
プログラミングテクニック―UNIXコマンドのソースコードにみる実践プログラミング手法) 多治見寿和

■関連記事
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間違えやすい日本語

■関連リンク
新版 UNIX 由来/読み方辞書
カーソルの語源は? 意外と知らないパソコン用語 (ZDNet)
Linux はリナックス、それともリーナックス? (japan.internet.com)
語源由来辞典

コメント

/usrが一番意外!

更にsuが以前はsuper userだったってのも初めて知りました。

勉強になりました。ありがとうございます。

確かに

>tさん
私もusrはかなり意外でした。
確かに改めて考えると、homeも4文字だし、わざわざ略すのもおかしい気はしますが。。
でも読みは「ユーザー」なんですよね ^^

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

面白いです。

/usr の語源が、一番以外でした。
less も遊び心があって、面白いです。

vi の語源は、ビジュアルなエディタだから、ということで良いのでしょうか?

誰か教えてください。
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